地方公務員試験を受験してきました
先日、地方公務員試験を受験いたしました
実を言いますと、僕の嫁さんが公務員でして、これから技術屋さんを目指そうという僕に対し...
「お前、たいして仕事もできないくせに偉そうなことばっかり言ってんじゃねーよ」
「悔しかったら公務員試験受けて、受かってみろよ」
ぐらいのことを丁寧に言われましたので、ちょっと悔しく思ったので受験しました
■ 出願自体がハードル高い(個人的な感想)
僕が受験した地方公務員試験の出願形態は、まったくもっての”手書き”での出願だった
この時点で、僕をはじめとする「安定的な就業&満足な福利厚生」を手にしようと目論む不純な輩は力尽きるのではないか、と勝手に推測した
スマートフォンが普及し、手元にちょっと昔のスーパーコンピュータ並みのプロセッサを積んでいるマシンが手元にあるこの時代に”手書き”という人間の発達史を思い出させる行為をさせるという時点で断念する人も、中にはいたはずである
かくいう僕は、こんな記事を書いているぐらいだから、きちんと手書きし、提出をさせていただきました
■ 試験問題自体の出題範囲が半端じゃなく広い
この点に関して言えば、センター試験を引き合いに出すと出題範囲の広さを実感できるのでは...
センター試験の場合、自らの受験したい科目を3科目程度絞ったうえで試験を受けることが可能
今回、僕が受験した地方公務員試験における出題範囲は、非常に広範に...
ちなみに僕は過去にセンター試験をはじめとする、大学受験というものを全く経験していない
だから、いわゆる受験勉強では太刀打ちできないと判断
あまりにも広い出題範囲にいわゆる暗記型の受験対策では限界がある
むしろ、やったところで外れる可能性のほうが高いわけだ
■ 僕の受験対策は...
そんな時間的な余裕は僕にはないし、正直に言えばしたくない!
そんな僕も、勉強をしてみて気づいた
公務員志望の学生たちが、ほかの就職活動をする学生たちと一線を画し、公務員試験に絞って試験対策に臨む状況が理解できた
出題範囲が広すぎるから、頑張って頑張って頑張らないといけないんだ
けど、オジサンは思ったのだよ、学生諸君...
これ、ある程度、興味関心を持っていれば別に勉強をしなくてもよい部分があるんではないか、ということ
その予想は、実際に試験を受験してみて、問題を見たところで確信に変わった
ちなみに、公務員試験の1次試験合格ラインは7割とか8割とか言われているけれど、6割ぐらいはそれで何とかなるだろう...と
今回、受験した試験の中に、文学に関する問題が1問...
他にも、今の世界情勢が云々...という問題も出ていたが、それもオジサンなんかは普段から興味があるから把握できている
といった具合に、「一般教養」という科目なもんだから、広く浅く出てくるわけだけども、興味関心を持って本を読むなり、自分なりにまとめるなりをしていれば、決して無理難題というわけではないのが公務員試験だと悟ったのだ
しかし!
納得のいかない問題があったのだ!
■ 地方公務員に「経済学」の知識と判断は必要なの...?
「経済学」!!
この経済学という学問、僕は嫌いではないし、ポーターもコトラーも何がしも経営戦略云々というのは、独学ではあるものの、勉強しているつもりだ
しかしだ!
公務員のどこに「経済学」が必要なのだ!!!!
否!断じて否!
必要ないだろ...
問題の概略はこうだ
ある地域に2つのガソリンスタンドがあり、価格競争をせずに「高価格戦略」「低価格戦略」のどちらかで勝負したい。そこで、二つの店舗はそれぞれに、それぞれの店舗が高価格戦略または低価格戦略をとった場合、(例:A高価格戦略:B低価格戦略)それぞれの売り上げがいくらかのシミュレーションをしていて、その金額は票の通りだ、と
ふむふむ...
さぁ、それぞれが自店舗の売り上げを最大限に上げることを目的とした場合、それぞれが取る戦略はなんだ、と
...は?
まぁまぁまぁまぁまぁ、譲歩しましょう。
いいですよ、いいですよ...
出題者さんのおっしゃる通り、そのシミュレートのまま、金額を決めましょう
ね
そこまではいいとしましょう
ただ、「公務員」として働くことを考えた際に、圧倒的にこの知識や判断を伴う業務なんて存在しないだろう!
ましてや地方公務員だぞ!
キャリア官僚クラスになれば別だ
もしかしたら経済産業につく可能性もあるでしょうから
そこはまぁ、良しとします
しかし!
断じて地方公務員クラスに経済学だなんて学問知識と判断を求める必要性が、僕にはまったくもって理解できない!
■ まとめ
- 地方公務員試験の問題は出題範囲が恐ろしく広い
- 受験する人たちの雰囲気が恐ろしく暗い
- 公務員試験内「経済学」という分野に納得できない
結果はまだ出ていないが、僕は受験をした手応えとしては自信がある
むろん、正解しているかどうかは別だ!